“次期朝ドラヒロイン”福原遥、明るい人柄と確かな演技力でさらなる飛躍へ
小学生時代、2009年から2012年度まで放送されたEテレの食育・料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』に出演し、“まいんちゃん”の愛称でお茶の間から親しまれた福原。同番組は、福原演じる主人公が、歌と料理で子供たちの“クッキンアイドル”として成長していく…というストーリーだが、その後も福原と音楽の繋がりは途切れず、2019年にはシングル『未完成な光たち』で本格的に歌手としてソロデビューを果たした。今年の6月8日には初のアルバム『ハルカカナタヘ』を発売するなど、精力的に活動を続けている。
そんな歌手活動と並行するように、女優としても近年は話題作への出演が続いており、2019年に放送され大反響を呼んだドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ)では、生徒の1人である“恋愛体質系女子”水越涼音役を演じた。過去のテレビ番組では、同作の出演者が福原について“ギアの入り方がダントツだった”と振り返りつつ、福原の演技で撮影の空気感が変わる瞬間があったとも明かしており、その演技力が、高い評価を受けていることがうかがえる。その他にも、2021年放送の主演ドラマ『アンラッキーガール!』(読売テレビ・日本テレビ)では、コメディという枠組みでありながら、“世界一不運”な主人公を体当たりで熱演し、演技の幅の広さを見せた。
また、今年配信されたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』で共演した山本美月は、同作のイベントに出演した際、福原について“初対面の時から大好きになった”としつつ、「可愛いですよね。小動物みたいな。…ほんとに、一生、幸せでいてほしい」とコメントしており、さらに、過去に楽曲を提供したシンガーソングライターのみゆはんも、「透き通ったサイダーのように爽やかで透明感があり、そして誰からも愛されるような印象を受けました」と初対面の印象を語っている。周囲から愛される明るい魅力も、彼女の強みの1つと言えるのではないだろうか。
そんな福原が『舞いあがれ!』で演じるヒロイン・岩倉舞は、空に憧れ、パイロットになる夢を持った女性。物語の作者である桑原亮子氏は、「福原さんのまなざしには人を信じ切ることができる強さを感じ、福原さんの笑顔には、見ている人まで笑顔にする力を感じます」と公式サイトに絶賛のコメントを寄せ、制作を統括した熊野律時氏も、オーディションで福原が見せた優しい人柄などに惹かれたとしつつ、“ヒロイン・舞は福原遥さん以外にいないと確信した”と語っていた。そのような福原本来の魅力が、2545人の応募があったオーディションを勝ち抜けた所以だろう。
福原は、自身のInstagramで、『舞いあがれ!』出演について、「逆風に負けず、明るく立ち向かっていく舞の力強さを観て、少しでも皆様の心がポッと温かく、今日も頑張ろう!と明るい1日のスタートをきれる、そんな作品となれたら嬉しいです!」と、熱意を語っており、こういった言葉からも、かつて“まいんちゃん”として視聴者に愛された彼女が、再びお茶の間に、元気と笑顔を届ける様子を想像することができるのではないだろうか。歌手と女優、二刀流での活動で表現力を磨きながら、双方で大きく成長し続ける福原のフレッシュな活躍に期待したい。