ソニンがEE JUMP解散時の状況を赤裸々告白。「涙と鼻血が止まらなくなった」元相方を気遣う場面も
13日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、元・EE JUMPのソニンがグループ解散の苦悩と元相方への思いを吐露した。
番組では、「知らぬ間に指示待ち人間になって人生見失っちゃった」先生としてソニンが登場した。16歳でオーディションを受け、落選したもののスタッフの目に留まり3人組ユニットEE JUMPとしてデビューが決まった。
しかし、人気アイドルの弟がメインのグループだと気づいたソニンは、自分に劣等感を感じ、自らを落ちこぼれだと考えるようになった。そんな劣等感を払拭するため、ソニンは言われたことをとにかく頑張る「指示待ち人間」へと変貌していった。言われるままに自己啓発本を読んだり、事務所の電話番や寺での合宿、登山など様々なことをやったという。やがてメンバーが1人脱退し、2人組での歌手デビューが決定した。
デビュー曲のミュージックビデオはニューヨークで撮影され、制作費として1億円を費やすほどに期待されたユニットは、期待通りに曲が次々とヒットし人気アーティストとなった。しかし相方の不祥事によりEE JUMPはファーストアルバムのリリースが中止となり、わずか2年で解散の憂き目にあう。
当時15歳だった相方がキャバクラにいるのを写真週刊誌に報じられる不祥事が原因だった。しかしその前から、相方に異変の兆候は現れており、事件前にも事務所と衝突して行方をくらましたことがあったという。
ソニンは当時を振り返り「それで彼だけ半年間くらい休業していた時期があったんですけど、そのときは私は言われたことを頑張ろうって必死なので彼へのフォローもできず、それはすごくいまだに後悔しますね」と元相方への思いを吐露した。出演者のハライチ・澤部佑から「事件後は一度も連絡は取ったりしなかった?」と問われると「全く取ってないです」と答え、悔しい思いをにじませていた。
実際にグループ解散となると「どうする?どうしたいの?」と声を掛けられたスタッフの言葉にソニンは何をしたらいいのか分からなかったと語る。「身体の中が大パニックを起こして」涙と両鼻から出る鼻血が止まらず、「目の前にあったティッシュ1箱全部使っちゃった」と混乱の時期を自ら回想していたのだった。
そんなソニンだが、現在はその過去を乗り越え、主にミュージカルを舞台に活躍しており、昨年「第41回菊田一夫演劇賞」の演劇賞を受賞した。この賞は、演劇界で優れた人物に贈られるもので、過去には彼女の憧れの女優・大竹しのぶや松たか子などのそうそうたる面々が受賞している栄誉ある賞だ。今夏の7月26日〜8月26日、帝国劇場で上演する「Beautiful」に出演が決まっている。