「サスペンスの定義を…」ドラマ「カルテット」ラスト2回の展開を“目が笑っていない有朱”こと吉岡里帆が示唆
カルテットを組むことになった巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、別府司(松田龍平)、家森諭高(高橋一生)を中心に物語が展開する同ドラマ。吉岡は、4人がコンサートを行うライブレストラン「ノクターン」のアルバイト店員・来杉有朱を演じる。有朱は、常に笑顔を絶やさないが目は笑っておらず、4人の間を引っ掻き回すという役柄。
満面の笑みを浮かべて登壇した吉岡は、「すごく悪い女として出演しています。今日はお手柔らかによろしくお願いします(笑)」とジョークを交えてあいさつ。会場から大きな拍手が沸き起こると、「みんな嫌いじゃなかった(笑) 嫌いだろうなと思いながら来たので、すごくドキドキしてしまって!」と声を弾ませ、会場を盛り上げた。
同ドラマの脚本には、毎回、ト書きに「目が笑っていない有朱」と書かれているそう。「『とにかく目が笑ってはいけないのだな』ということは1話から感じていました」と回顧。しかし、「目が笑わないことはすごく難しくて」といい、「ついつい心が踊ったり、その人に愛が少しでも生まれたら、目はキラッとしてしまうもので、常に『仲良くなり過ぎてはダメだ』と。向こうで、松さんと高橋一生さんがおいしそうにどら焼きを食べているけど、そこにキャッキャッと交ざって『どら焼き美味しいね』と言ったら絶対にキャラが崩れるな、などと日々、待ち時間に思いながら過ごしています」と役作りに励んでいる様子を明かした。
そんな吉岡だが、共演の松から、第1話の撮影終了後、「大変な役だね。でも、吉岡里帆ちゃんはちゃんと目が笑っているから大丈夫だよ。安心して最後まで頑張れ!」と励まされたそう。「救われました」と述懐した吉岡は、有朱というミステリアスな“悪女”役を「新鮮な役でした」と振り返った。
トークでは共演者のエピソードも語られた。「松さんの娘さんがたまに現場に来てくれるのです。もう、可愛くて! それこそ、一生さんと、『ずっと見ていられるね』みたいな」などと撮影現場の様子を紹介。高橋については「家森諭高さんと似ているところがあると思います。知識量が多くて、こだわり屋さんといいますか、すごく冷静で『自分はこう思っているのだよね』みたいな。自分だけのこだわりみたいなものが絶対にある方なので、職人さんだなと感じます」と分析。
「ものすごい演技力で私も尊敬している先輩」という満島については、「お芝居がただ上手いきちっとした方というよりは、もっと、もっと、色々なものを抱き締めるような愛情のある方」とすっかり心を奪われている様子を垣間見せた。
イベントでは、そんな吉岡に、セリフが聞きたいとのリクエストが出た。吉岡は、男性との駆け引きをレクチャーする際の「ペットボトル1本分の距離を保ってください。女からキスしたらいけませんよ。男に恋は生まれません」というセリフを、口元に笑みを浮かべるも目は笑わない有朱になりきって披露した。吉岡は、手で顔を覆って照れまくっていたが、“魔性の女”の生演技に観客は見とれた。
驚愕の展開続きの同ドラマも、残すところあと2回。14日には最終幕の前編となる第9回が放送される。最終幕の展開について尋ねられると、「9話、10話にかけて畳みかけるように『カルテット』の真の面白さが……」といい、「これはサスペンスなので。サスペンスの定義を家に帰ってから調べてみてください! 最後の最後まで、詰めて、詰めて、みんなで作っていますので、ぜひ、みなさん観てください」とメッセージを送った。
イベントでは、東京芸術大学の学生と卒業生による弦楽四重奏も行われた。
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