休養から復帰の日向坂46小坂菜緒、グループを引っ張る“センター”としての覚悟と成長

2022.6.3 20:00
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日向坂46・小坂菜緒/(c)E-TALENTBANK

6月1日に7thシングル『僕なんか』をリリースした日向坂46。約7ヶ月ぶりとなるニューシングルでセンターを務めたのは、今年3月に長期休養から復帰したばかりの小坂菜緒だ。本記事では、日向坂46の顔としてグループを牽引してきた彼女の、センターとしての魅力や成長に迫りたい。

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2019年3月にリリースされたデビューシングル『キュン』で、2期生ながらセンターに抜擢された小坂。選ばれた時の心境について、当時のブログでは、自信の無さや不安といった正直な心境を吐露しながらも、メンバーの存在がとても励みになったといい、「私はその姿にすごく勇気をもらってます」と語っていた。メンバーに支えられながら大きなプレッシャーを乗り越えた小坂は、2ndシングル『ドレミソラシド』でもセンターを務めることになるが、一度経験したことで少なからず自信や安心感が芽生えたようだ。ブログでは「私が自信を無くして下ばかりむいていても意味が無いし、引っ張っていかなきゃと改めて思うことができました」と、センターとしての自覚が芽生え始めたことを明かしている。

続く3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』は、それまでの明るい王道アイドルソングからガラリと雰囲気が変わった、切ない歌詞とメロディが印象的な楽曲。センターを務めた小坂は、持ち前の表現力を活かしたパフォーマンスを披露しており、YouTubeに公開されているMVのコメント欄にも、「なおちゃんの表現の仕方が大好きです」「儚くて繊細さが伝わる」といった称賛の声が多く寄せられた。そして、小坂は、佐々木美玲がセンターを務めた楽曲「アザトカワイイ」では、フロントメンバーを経験。自身のブログでは「自分では外せなかった、大きな鎖が一気に外れたような気がしました」と、重圧から解放されたことへの安堵を口にしつつ、「またいつか、挑戦できる時が来るならば、その時は今まで以上に逞しい姿を見せたい」「もっと強くなれるように頑張ります」と、ポジティブな言葉を綴っていた。この楽曲での経験は、彼女が新たなステージに向かう上でのターニングポイントとなったのかもしれない。

その後、2021年の6月から体調不良による長期休養に入った小坂は、2022年3月に復帰を発表。同月末に東京ドームで開催された、グループの3周年記念ライブで活動を再開した。先日放送されたテレビ番組では、久しぶりの舞台に不安や緊張があったことを明かしつつ、「無事(ステージに)立つことができて良かったです」とコメントしていた小坂は、復帰の勢いそのままに、7thシングル『君なんか』で、センターを務めることとなる。先日『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で同曲を披露すると、SNSでは「歌番組でセンターで放つ圧倒的オーラ…これが小坂菜緒なんだよな」「圧倒的センター 強すぎました」といった声もあがっており、休養明けということを感じさせない、鮮烈な存在感を見せたと言えるだろう。

そんな小坂の存在は、他のメンバーにとっても大きかったようだ。潮紗理菜は自身のブログにおいて、過去のあるライブを小坂が観に来てくれたことがあると説明した上で、「1番うしろの端っこの方にいた私だけど、そんな私のことを見てくれていた人がいて誰かの心に笑顔をほんの少しでも届けられていたんだな、、という思いが当時の私自身を支えてくれました」「私にとっては特別な存在です。」と、小坂の優しさに対する感謝を綴っていた。また、小坂の休養期間に発売されたシングルのセンターを務めた金村美玖が、「菜緒がいないのが悲しくて、やっぱ凄く心強い人だったから」「ほんとに凄いなって改めて尊敬の気持ちが湧きます」と語っていたこともある。悩みや不安を抱えながらもセンターに立つ小坂の頼もしい姿は、他のメンバーに勇気を与えているのではないだろうか。

休養を経て、再び日向坂46のセンターに舞い戻ってきた小坂。その存在感と、類まれな表現力は、グループにとっても大きな強みとなるだろう。数々の経験を糧に、成長し続ける彼女の今後に期待したいところだ。

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