朝ドラで存在感発揮！松村北斗、ドラマ・映画に出演が相次ぐジャニーズ若手きっての演技力

『カムカムエヴリバディ』では、初代ヒロイン・安子（上白石萌音）の夫となる、名家の跡取りで英語が堪能な好青年・雉真稔を演じた松村。その存在は視聴者から注目され、物語の途中で戦死してしまうといった展開の後には、ネット上で“稔さんロス”という言葉が生まれるほどの大きな反響を呼んだ。朝ドラに加え、2021年放送の日本テレビ系ドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』や、劇場版『きのう何食べた？』などにも出演するなど、俳優としても順調にステップアップを重ねている。

しかし時には壁にぶつかることもあるようで、2021年公開の映画『ライアー×ライアー』で森七菜とダブル主演を務めた際、出演したラジオ番組の中で、森の女優としての実力にはかねてから衝撃を受けていたといい、“力の差を見せつけられたら自分が芝居を辞めてしまうと思った”と、心境を明かしている。しかし、同作では、そんな森にくらいつくようにアドリブで芝居するなどして、互いに競い合いながら撮影をしていたという。松村と同じジャニーズ事務所の先輩にあたる風間俊介が、“松村には役者の雰囲気がある”と評したこともあるが、森と共演した時のように、芝居に対する強い気持ちを持って撮影に臨んでいるからこそ、役者としての説得力が生まれているのではないだろうか。

そんな松村が、来る者拒まず去る者追わずの“刹那恋愛主義男子”長峰柊磨役を演じているドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの？』は、早くも「柊磨くんの沼にはまっていく」などと話題となっている。共演者である広瀬アリスは、松村について「テレビで見ているときはキラキラしたイメージですが、すごく落ち着いていて柊磨にぴったり」といったコメントを番組公式サイトに寄せており、同ドラマのプロデューサーも、“男女問わずみんなが好きになってしまう”と絶賛している。松村のイメージにもよく合ったこの役柄は、まさに“ハマリ役”ともいえるのではないだろうか。

また、映画『ホリック xxxHOLiC』では、松村は神木隆之介演じる主人公の同級生のクールなキャラクター・百目鬼静を演じており、“動じない”という役作りに戸惑うこともあったという。さらに公式サイトの中で、この役柄により“引き算の演技”を学んだとも明かしており、今作での経験もまた“俳優・松村北斗”の芝居に新たな深みを与えたのではないだろうか。着実に成長しながら輝きを放っている彼の、俳優としての飛躍にも、今後もぜひ注目していきたい。