日向坂46、メンバーの休養・コロナ禍の“試練”を乗り越えて辿り着いた“約束の地”までの道

2022.4.25 20:00
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日向坂46・佐々木久美/(c)E-TALENTBANK

先日、ドキュメンタリー映画第2弾が今年7月8日に公開されることが発表された日向坂46。この作品では、グループにとっての“約束の地”東京ドーム公演が念願の開催に至るまでの2年間が描かれるという。そこで、本記事では、東京ドーム公演の延期やメンバーの休養など、さまざまな困難に直面しながらも乗り越えてきた日向坂46のこれまでの歩みを振り返ってみたい。

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日向坂46にとって初めての東京ドーム公演が決定したのは2019年12月。2020年12月に『ひなくり2020』として開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期が決定。しかし、翌年の『ひなくり2021』も同様の理由で幕張メッセへと会場が変更され、目標としていた東京ドーム公演はまたもや保留となってしまった。さらには全国ツアーも2年の延期を経て2021年夏にようやく開催。ツアー完走後の同年11月、キャプテンの佐々木久美は、出演した音楽番組で「ほんとに何度も延期されてしまったツアーだったので、ようやく全国のファンのみなさんに会うことができて、私たちもすごく嬉しかった」と、久しぶりの有観客開催を噛み締めていた。

さらに、コロナ禍で思うような活動ができない中、メンバーの休養も発表され、グループはさらなる試練を迎える。2021年5月には、5thシングル『君しか勝たん』のヒット祈願として行われたチアリーディングの生配信の前日に佐々木美玲、同年6月に小坂菜緒が休養を発表し、メンバー22人全員で活動できる機会は減ることとなった。しかし、前述のチアリーディングでは、本番直前に、参加できなくなった佐々木美玲にビデオ通話を繋ぎ、“メンバー全員”で気持ちを1つにしたというエピソードが残っている。また、小坂の休養に際して、金村美玖がグループの冠番組で、「やっぱ凄く心強い人だったから」と尊敬を口にしていたことからも、メンバーが互いに認め合う関係性を築いていることがうかがえる。メンバーの強い絆と、互いを尊重する姿勢が、困難に立ち向かう強さを生み出してきたのではないだろうか。

さまざまな試練を乗り越えてきた日向坂46は、『ひなくり2021』で、2022年3月30日・31日に開催する『3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~』の会場が東京ドームに決定したことを発表。彼女たちにとって待望となる東京ドーム公演だった。高瀬愛奈が「最初、東京ドーム公演をすると発表されたときはまだまだ不安ばかりだったけど、今はその時よりもだんだん自信が持てるようになってきている気がします。胸を張って東京ドームに立てたら良いなと思います!」と、当時のブログで綴っていたように、2年の期間を経て、日向坂46はグループとして大きく成長を遂げたといえる。

また、2022年3月には長期休養していた小坂が復帰を発表。22人揃っての東京ドーム公演を迎えることになるかと思われたが、濱岸ひよりの新型コロナウイルス感染を受けて、惜しくも21人での開催となった。しかし佐々木久美が、ライブ後のブログで、欠席した濱岸の分までパフォーマンスしたと明かしつつ、「魂は全員分!!!」と綴っていたように、東京ドームの地には、22人の思いが込められていた。この2年間は順風満帆とはいかなかったかもしれないが、メンバーの絆の強さが“夢”だった東京ドーム公演に辿り着けた理由と言えるだろう。

現在は新メンバーオーディションの審査が進んでいるという日向坂46。また、先日には、2期生の渡邉美穂が、7thシングル『僕なんか』での活動をもってグループを卒業することも発表された。念願の東京ドーム公演を終え、新たなステージへと向かっていく日向坂46の今後の活動に、ぜひ期待したい。

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