あの大ヒット曲の印税は?ミリオン達成バンドのメンバー、印税配分と金額を明かす。「僕らはどうかと言うと…」
23日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ〜スター(秘)近況報告〜」で、元L⇔Rの黒沢秀樹が当時の楽曲の収入について明かした。
L⇔Rは日本のロックバンドで、黒沢健一(Vo.Gt)、黒沢秀樹(Gt,Vo)、木下裕晴(Ba)の三人体制で、1990年から活動を開始。「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」や「HELLO IT’S ME」など多くの名曲・ヒット曲を輩出したが、1997年に活動を休止した。
番組では、司会の次長課長・河本準一から「当時、けっこう130万枚ってなったらギャラがとんでもないことになりますけど」と秀樹に尋ねると、「事務所はお給料制だったので。まぁでも一応、こうヒットが出てからは印税は別になったんですよ」と当時のお金のやり取りについて語った。
そして130万枚のミリオンヒットを飛ばした大ヒット曲「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」の印税について、「兄貴はまぁ…そりゃあですけど。僕らはどうかと言うと500〜1000万円の間」と語り、作詞・作曲を手掛け著作権印税が入ってくる兄・健一さんに比べ、弟である秀樹は歌唱印税のみしか入ってこなかった為、130万枚売っても、それで入ってくる収入は1000万円に満たなかったということが明かされた。
昨年2016年がデビュー25周年イヤーにあたるL⇔Rは、所属レーベルが「L⇔R25周年プロジェクト」として旧作リマスタリング盤のリリースや、ライブDVDの発売などバンド活動再開に向けての機運が高まっていた。しかし同年12月に、L⇔Rのフロントマンである健一さんがかねてより闘病していた脳腫瘍のため、この世を去った。
健一さんの訃報には哀悼のコメントが多数寄せられたが、中でも亀田誠治、千秋、佐藤竹善(Sing Like Talking)、堂島孝平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、高野寛、青山陽一、田島貴男(ORIGINAL LOVE)など、先輩や同世代ミュージシャンからのコメントは、L⇔R及び健一さんのミュージシャンとしての高い実力があらためて証明される結果となっている。