北村匠海、子役時代から培った演技力で活躍!大ヒット作『東京リベンジャーズ』を経て勢い十分
小学校3年生の頃から芸能界デビューし、子役としても活躍していた北村。その演技力は当時から高く評価されていたようで、子役時代は“幼少期のプロ”と称され、オーディションでは敵なしだったという。その後、2017年に公開された映画『君の膵臓をたべたい』では、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞はじめ、数々の新人賞を受賞。さらに、吉沢亮・山田裕貴など、今勢いのある俳優が一堂に会した大ヒット映画『東京リベンジャーズ』では、元恋人を救うために奮闘する主人公“タケミチ”を熱演するなど、名実ともに若手の実力派俳優としての存在感を増している。
今勢いに乗る北村だが、そんな彼には共演する俳優も一目置いているようだ。『東京リベンジャーズ』で北村と共演した磯村勇斗は、ある番組のインタビューで、同作の撮影がコロナ禍で中断を余儀なくされたことに触れつつ、プレッシャーを背負っていた北村が“1番負けてなかった”といい、「その背中を見て、僕たちも最後まで一緒に戦いたいと思えた」とコメントしている。また、北村と親交が深いという新田真剣佑が、北村について、「多彩で芝居も上手いので、同年代として誇りに思い尊敬しています」と語っていたこともある。北村の演技力や撮影に向き合う姿は、共演者も高く評価していると言えるだろう。
そんな北村は、2020年に公開された映画『アンダードッグ』で新人ボクサーを演じた際には、撮影のためにストイックな役作りを行い、10キロの減量を敢行したという。当時について、北村は、「最初はやっぱ、心折れてたんですよね、正直」と、テレビ番組の中でその過酷さを振り返りつつ、自身の努力やプロセスが結果に繋がることをこの撮影で改めて実感したと語った。こういったエピソードから、時には苦悩しながらも、役作りに真摯に取り組むことのできる、北村の俳優としての強さを感じることができる。
さまざまな役柄に挑戦してきた北村だが、先日、前編が放送された『名探偵ステイホームズ』では、実家の子供部屋に住む、ボサボサ頭の“子供部屋おじさん”といった、これまでのイメージとは異なる役どころを演じている。共演した松本まりかは、北村の演技について“本読みをした段階でパーフェクトだった”と、インタビュー動画の中で絶賛しており、前編の放送後、ネット上でも「北村匠海くんほんと演技が自然」「北村匠海くんの陰キャ演技がうますぎ」などの反響があった。今作は、北村の新たな魅力が伝わる作品となったのではないだろうか。
確かな演技力と、役作りへのストイックな姿勢を持ち、快進撃を続ける北村。“幼少期のプロ”と呼ばれた子役時代から着実に経験を積み上げ、輝きを放つ彼の俳優としての飛躍と成長に、ぜひ注目していきたい。