上白石萌歌、2022年は『ちむどんどん』『金田一少年の事件簿』など話題作に出演で“飛躍の年”に
2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリを受賞し、芸能界入りを果たした上白石。近年では、TBS系のドラマ『義母と娘のブルース』(2018年)や、日本テレビ系のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』などの話題作に加え、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)にも出演。2021年には、映画『子供はわかってあげない』で単独主演を務めており、今勢いのある若手女優の1人と言ってもいいだろう。
そんな上白石が出演する『ちむどんどん』は、沖縄料理に夢を懸けるヒロインと、彼女と支え合う兄妹の物語。朝ドラへの出演が“長年の目標だった”という上白石は、今回演じる役柄について、「名前の一部である”歌”のつく役を演じさせていただけること、なにか大きな運命を感じます。」「歌子はその名の通り、歌うことが大好きな女の子。彼女とは心から繋がってゆけそうな予感がしています。」と、自身のInstagramの投稿で語っていた。“adieu”名義でアーティストとしての音楽活動も行っている彼女にとって、自身とリンクするような歌子は、まさに“ハマリ役”と言えるのではないだろうか。
最近では、3月18日に公開された映画『KAPPEI カッペイ』でヒロインを演じるなど、さらに女優としての存在感を発揮している上白石。4月24日から放送が開始される『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)でも、なにわ男子の道枝駿佑が演じる主人公・金田一一の幼馴染であり、本作のヒロインの七瀬美雪を演じることが発表されている。
なお、2014年に放送された前作『金田一少年の事件簿N(Neo)』で、上白石は犯人役を演じており、今回のヒロインとしての起用については、テレビ番組に出演した際に“すごく感慨深い気持ち”とその心境を明かした上で、「自分の初心に帰るような気持ちで自分なりの美雪ちゃん像みたいなものを作っていけたらなと思ってます」と意気込みを明かしていた。
また、日本テレビのドラマ専門の公式YouTubeチャンネルで公開されているインタビュー動画では、主人公に好意を抱いているという自身の役柄について、「ずっと淡い恋心を抱いている役なので、掛け合いの中で自然に演じられたらいいなとは思っています」とも語っており、過去に複数回ドラマ化され、その度にともさかりえや川口春奈など、さまざまな女優が演じてきた役柄に、自分なりの自然な演技で向き合おうとする真摯な姿勢がうかがえる。
念願が叶う形となった『ちむどんどん』、そして自身にとって縁のある作品の『金田一少年の事件簿』と出演が続く2022年は、上白石にとって飛躍の年になりそうだ。着実に経験を積み重ね、さらなるステップアップを続ける上白石の女優としての姿に、今後もぜひ注目していきたい。