いじめ、極貧生活…。“豪快キャラ”で再注目の青山テルマ、壮絶人生と、その哲学にネット反響。「やばい好きだわ」「ぐっときた」
歌手の青山テルマが、13日に放送された日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」に出演。豪快な生活ぶりや、これまでの生い立ちを明かした。
青山テルマは昨年、テレビ番組に出演した際、小学校の頃から筋が通ってない事があるとその人物を呼び出して“タイマン”をする、「1回話し合い解決したら一生仲間なんです」などと話し、その豪快キャラに注目が集まっている。
同番組では、そんな青山テルマの日常に密着。せっかちな面や、感情が豊かな面、サバサバしている豪快な性格が紹介された。そんな中、青山は、自身の過去を明かす場面も。
青山はトリニダード・トバゴ人の祖父を持つクォーターのため、奈良の田舎町で過ごした幼い頃、「あの子、肌の色が違う!みたいな」「テルマって黒人だから将来心配だよね〜とか、テルマちゃんてブサイクだよねとか普通に言われてた」と、壮絶ないじめを受けたと告白。その後、家から離れたインターナショナルスクールに通い始めたという青山だが、学費が続かなくなり、母親と共にアメリカに移住。しかし、そこで待っていたのはまたもや“いじめ”。今度は、アジア人だから、という理由で無視されるなどしていたと言う。
そんな頃の青山を支えたのは「歌」。教会の聖歌隊でゴスペルを学んでいた青山は、その頃のことを振り返り「歌があってよかったよね。きっとそれが私の逃げ道だったんだと思う」と語り、絶対日本でデビューすると心に誓っていたと明かした。その後、歌手を目指し15歳で帰国した青山は、オーディションを受けながら学費を自分で払い、学業と両立。そして、大学一年生の頃「そばにいるね feat. SoulJa」で大ヒットを記録するまでに至ったと言う。
青山は、これまでの人生の中で変化したこととして「落ち込んだ時も上がった時も、それぐらいすごく情熱的に心が動くってことは、何かを感じ得てるから。」と思い、落ち込む事も素敵なことだと思うようになったとコメント。何にもなくて生きていくより、上がり下がりがあっても感情の起伏があった方がいいと持論を展開し、理想は「落ち込んだ感情も楽しめたら最高だと思う」と今の考えを語っていた。
この一連の告白に、視聴者からはツイッターで「とてもしみた。どん底を怖がらずにこれからも頑張ろう。」「自分の悩みなんてちっぽけやなーって思った!」「やばぐっときた」「テルマやから言えるこの1分間の話ほんまに深イイ」「すげーなっておもったメチャ感動した 」など、感動したとの感想が多く寄せられていた。
青山テルマは、2月8日に、デジタルシングル「My Only Lover」をリリース。この曲は、本人が作詞した「My Only Lover」は、“こんな私でも恋したい”というフレーズに象徴されるようにテレビで見せているキャラとは違う彼女の本音を覗かせる作品だ。