X JAPAN・YOSHIKIが語るX JAPANと父の自殺との繋がりとは。「ただその傷と一緒に生きていくしかない」
3月3日(金)から全国で上映が開始されるドキュメンタリー映画「We Are X」は、X JAPANの結成や舞台裏、解散やメンバーの死を当時の映像を交えてインタビューと共に展開されるドキュメンタリー映画。YOSHIKIは10歳の時に父を自殺で亡くしているが、同映画には亡き父について語る場面があるという。
YOSHIKIはX JAPANを語るうえで父の自殺について触れることは必要だったと番組のインタビューに答えた。父を亡くしたとき、「『なぜ家族を残して?』 っていう疑問がずっと僕の頭から離れず」と父の自殺の理由について考え、思い悩んだという。それを考えたところで父が帰ってくるわけでもなく、考えれば考えるほど「生きているのが嫌でみたいな」と、当時の心の内を明かしていた。
ロックと出会い、ドラムを叩いたり、歌詞を書いたりしている間は苦しい気持ちを忘れることができたと語るYOSHIKIは、「もともと僕が音楽の道に来られたのは父のおかげなので」と語る。YOSHIKIはピアノや、毎月クラシックのレコードを買ってくれたと父との思い出を話した。
YOSHIKIは「どんなに悩んでもどんなに苦しんでも過去というのは変えられないじゃないですか。過去が輝くものになるかならないかは、これからの未来をどう生きるかによって変わってくる」と語り、「命を絶ってしまってはいけないんじゃないか。命というのは自分だけのものじゃない。周りの友達であり家族であり、たまたま僕は残された人になっちゃったわけですけど、心の傷というのは一生消えないだなって。ただその傷と一緒に生きていくしかないんです」と命に対する強い想いを表現していた。
Twitterでは、「『生きることの意味』命の大切さを改めて考えさせられました。」「父親の死を語るYoshikiさん『過去が輝くものになるのはこれからの未来をどう生きるかで変わってくる』この言葉が心にスゴく響きました」「YOSHIKIさんの音楽に救われた人は私も含め、たくさんいると思います」など、YOSHIKIに励まされたという多くの人から反響が寄せられていた。
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