前田敦子、憧れの監督・河瀬直美と初タッグ。「もっと撮影がしたかった」
2017.2.9 19:50
厚生労働省が、若年無業者等の支援を行っている地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)の広報活動の一環として、短編映画『サポステ』を製作し、公式ホームページにて2017年2月9日(木)に公開された。
本作は、監督にカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した、世界的映画監督である河瀬直美を起用し、主演は「もらとりあむタマ子」で主演した女優前田敦子。
前田が演じる地域若者サポートステーション(愛称:サポステ)の新米スタッフ前島いつき(前田敦子)の休日を描いた作品となっている。物語は、前島いつき(前田敦子)が、とある休日に一人の若者(井之脇海)を見かける場面から始まる。彼は一度、サポステに相談に来たことのある若者で、彼がいつきに対して心を開いていく様子を描いている。

公式ホームページでは、本作のほか、河瀬と前田の特別インタビューの動画も公開される。前田は、河瀬の世界観が以前から大好きで、河瀬作品に参加できることをずっと楽しみにしていたので、噛みしめながら撮影に挑んだとのこと。
インタビュー動画では「リハーサルから役に入ることができ、いつき役になりきれました。もっと撮影がしたかったです。」と笑顔で語っている。
また、河瀬は、現実味をどのように映し出すか、冬の撮影の中で光をどう映し出すかにこだわり、「悩んでいる彼がふと見上げる空に光が一筋あるとか、路地を曲がれば何かそこに日だまりがあるという世界を作りたいと思っていた。」と語っている。