乃木坂46卒業目前の新内眞衣、ANNで築いた歴史と“2代目パーソナリティ”久保史緒里に託した思い
乃木坂46の2期生として活躍してきた新内が、卒業発表の場として選んだのは、自身にとって馴染み深い『オールナイトニッポン』だった。11月17日深夜放送の同番組で、新内は「私、新内眞衣は乃木坂46を卒業します」と涙ながらに発表し、ファンへの感謝を述べた。なお、リアルタイムで同番組を聴いていたメンバーなどから生放送中に7~80件ほどLINEが来たというが、さらに放送終了後には、新内の高校の同級生や大学時代の友人らからも多数連絡があったと明かしており、その反響は大きかったようだ。
同番組で新内は、秋元真夏や高山一実(2021年11月卒業)、桜井玲香(2019年9月卒業)らを自宅に招いて“女子会”をしたというエピソードや、松村沙友理(2021年7月卒業)が自宅で常に床に座るというエピソードなど、メンバー同士のプライベートを明かすことも多い。また、新内がお世話になっていたという深川麻衣(2016年6月卒業)とアップルパイを食べに行ったと明かしていたこともあり、卒業後も続いている交流にネット上では多くの反響があがっていた。普段知ることのできないメンバー間のエピソードは、ファンを楽しませていたようだ。
また、昨年、卒業を控えていた大園桃子(2021年9月卒業)が出演した際には、全国ツアーの名古屋公演で大園が「ライブが苦手じゃなくなった」と話したエピソードに対して、「え~、泣けるじゃん…」とコメントしており、後輩の成長を優しく見守っていたことがうかがえる。大園の卒業という決断についても、「それがタイミングだったんだよ」と優しい言葉を投げかけ、背中をそっと押してあげていたように、新内はメンバーに対してグループ最年長としてのふるまいを見せてきた。後輩たちは新内のこうした優しさに救われたこともあったのではないだろうか。
1月26日には新内の後任となる“2代目レギュラーパーソナリティ”に3期生の久保史緒里の就任が発表された。久保は雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルとして活躍するほか、ドラマや舞台にも出演するなど、マルチに活躍している次世代メンバーのひとり。新内は、久保について「私よりできるじゃん、なんでも」と評価しつつ、これからの番組については「全然違う色を出していって欲しい」とエールを送っていた。新内の言葉を胸に、久保はこの番組を引き継ぎながらも“自分らしさ”を忘れずにいられるだろう。
『乃木坂46のオールナイトニッポン』への出演は2月9日放送回で最後となる新内。パーソナリティとして乃木坂46の看板を背負ってきた新内の功績は言葉では語れないほど大きなものがある。パーソナリティが久保に引き継がれ、どのような番組になっていくのか、今後も注目していきたい。