松本潤、高まる俳優としての注目度と嵐の活動で深めた“演出家”の実力
1999年のデビューから21年もの間、多くのコンサートやテレビ番組に出演し続けてきた松本。一方で、グループの活動休止直前に放送されたフジテレビ系『VS嵐』で、自身の今後について聞かれた際には、引退の意志はないと前置きしつつ、“番組出演などが減るため、寂しい思いをさせてしまうが、自分がやりたいことをちゃんと届けたい、しばらく待っていてほしい”とファンにメッセージを送っていたことがあった。
その言葉通り、グループのレギュラー番組などが終了した2021年は暫く目立った活動のなかった松本だが、その年末には、満を持して2016年より主演を務めているドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』のスペシャルドラマや劇場版が公開となった。さらに、今年の1月20日からは、テレビ朝日系連続ドラマ初主演となる『となりのチカラ』の放送も開始され、俳優としての活躍が続いている。松本の活動を心待ちにしていたファンからは、うれしい悲鳴があがっているのではないだろうか。
また、昨年12月30日の東京ドームで行われた『Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』で、松本は出演者として登場はしなかったものの、総合演出という大役を務めている。後日、映像配信も行われた同コンサートについては、Twitter上で「松本潤が天才ってのを思い知らされた」「総合演出が松潤で本当に良かった」「総合演出が最強最高すぎました」といった、松本の演出を絶賛する言葉が多くツイートされており、嵐の活動で得た経験を活かした“演出家・松本潤”としての存在感も、今後強まっていくのかもしれない。
そんな松本は、グループ休止後の変化について「生活は全く変わりましたね」と語り、嵐として活動をしていた頃から、時間の使い方などが一変したとテレビ番組に出演した際に明かしていた。その一方で、2022年に入ってからも嵐の5人での飲み会があったことを別番組の中で触れるなど、現在もメンバーとの交流は続いているという。松本がNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演に決定した際にも、メンバー同士で祝福やエールなどを送り合っていたことが、二宮和也の口から明かされたこともあり、それぞれが別の道に進みながら、変わらず互いを支え合う、良い関係性であることがうかがえる。
2023年には、大河ドラマ主演という大役が控えており、俳優としての注目度がますます高まっていくことが予想される松本。その一方で、嵐のコンサートの世界観を作りあげてきた“演出家”としての実力を披露する機会も今後増えるかもしれない。松本の多彩な活躍は、今後も反響を呼びそうだ。