川栄李奈、AKB48卒業から6年で“朝ドラヒロイン”の夢を叶えるまでの活躍と“女優”としての輝き
「私の夢は女優さんになることです」と宣言し、川栄がAKB48を卒業したのは2015年。卒業を報告したブログでは、「一から勉強をして何年かかるかわからないけどみなさんを感動させられる素敵なお芝居が出来る人になりたい!」と、女優を目指す意欲を見せていた。
そんな川栄は、卒業後すぐに出演した舞台『AZUMI 幕末編』での演技が高く評価される。過去のインタビューでは、「その後も映画でアクションをやらせてもらって、活躍の場が凄く広がった」と、本作の経験が後々の仕事に繋がったことを明かしていた。また、当初から“コツコツ頑張ろう”と、一つ一つの作品と向き合ってきたとも語っており、川栄のこうした姿勢が女優としての躍進に繋がっているのだろう。
また、2016年に放送されたNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演は、川栄にとって大きなターニングポイントだったという。前述のインタビューでも「アドリブの大事さや、現場での良い雰囲気作りとか、いろいろなことを学ばせてもらいました」と、多くの学びがあった作品であることを話している。その後も『デスノート Light up the NEW world』『亜人』といった映画や、『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)『僕たちがやりました』(フジテレビ系)といったドラマなど多くの作品に出演。こうした活躍が評価され、2018年3月には、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でニューウェーブアワード賞を受賞した。
それまで、映画やドラマではバイプレイヤーとしての活躍が目立っていたといえる川栄だが、2018年の映画『恋のしずく』では、主役としても存在感を発揮。2019年には、『いだてん~東京オリムピック噺~』で、自身初の大河ドラマへの出演を果たした。そして2021年も、大河ドラマ『青天を衝け』や映画『サマーゴースト』(声優としての出演)など、引き続き多くの作品に出演し、女優としての輝きを増している。
中でも注目を集めているのが、三代目のヒロイン・ひなた役として出演が決定している『カムカムエヴリバディ』だ。ヒロイン決定後のコメントでは「朝ドラヒロインは一つの大きな夢」だとして、これまでに何度もオーディションを受けていたことも明かしており、本作への意気込みが感じられる。AKB48を卒業してから6年で“朝ドラヒロイン”という夢を叶えた川栄。本作をきっかけに、川栄の演技に注目が集まるのではないだろうか。