「本当に唖然」菅野美穂主演ドラマ「砂の塔」最終話でハーメルン事件の犯人判明に「号泣」「とても切なくて辛い」松嶋菜々子演じる弓子の最後には「惚れた」の声

2016.12.17 20:54

昨日、最終話が放送された菅野美穂主演TBS系ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」。

最終話では、子供が次々と行方不明になっていた「ハーメルン事件」の犯人らしき人物を見かけたと言い残した和樹(佐野勇斗)との連絡がつかなくなり、必死に探し回る亜紀(菅野美穂)と健一(田中直樹)。亜紀と健一は弓子(松嶋菜々子)が強硬手段で和樹を連れ去ったのではないかと考え、問い詰めるが弓子の元に和樹はいなかった。そのうち、あることが原因でタワーマンションの最上階部分が火事になり、その周辺に和樹が閉じ込められていると知った弓子は、近くにいた亜紀に和樹の居場所を知らせる。亜紀は和樹を助けるべく、監禁場所に向かうが、そこには思わぬハーメルン事件の犯人がいて…という展開を迎えた。

この日、最も視聴者の関心を集めたのは、作品を通して大きな柱となっていた「ハーメルン事件」の真犯人。認知症を患う母親のために、子供をさらい続けていたのは、亜紀の昔の“隣人”生方(岩田剛典)だった。この正体に視聴者からはTwitterで「ハーメルン事件の犯人、全然予想してない人で本当に唖然だった…」「岩ちゃんが犯人とか意外すぎた」「まさかの岩ちゃん犯人とかビビった…」「まさか本当に犯人が生方さんだったとは…」「未だにハーメルン事件の犯人が生方コーチだと信じられない自分がいる」と驚きの声で溢れた。

しかし、生方の犯行動機が子供の面倒を見るのが好きな母親のため、そして自分が罪を被り必死に母親をかばう様子などから、「ハーメルン事件の犯人を百パーセント悪いと思えないのがとても切なくて辛い…」「犯人というにはあまりに辛すぎる真相が…」「なんか生方コーチが犯人ってわかった瞬間泣いた。」「なんで…生方くん…………幸せになって…」「生方コーチの思いが心にガンガン伝わってきて号泣。」と生方に同情する意見が殺到した。

また、これまで和樹を取り戻すことに執着し、高野家を崩壊寸前まで追い込んだ弓子は、和樹に自分が産みの母であることを告げずに、二度と現れないと約束し去って行った。この弓子の行動に対しては、「やり方はどうかと思うけど弓子さんが可哀想に思えてきた。」「弓子さんが可哀想で仕方なかったな」「弓子さんに惚れた。育てられなかった子供に対する愛が切ない。」「やり方は色々酷すぎるときもあったけど弓子さん潔すぎて切ない」「弓子さん最後まで強い人だった。強すぎるほどだからとても切ない」「歪んでても、矛盾してても、それも愛だったんだなぁぁぁぁ」と胸を痛めた視聴者が多かったようだ。

そして、嵐が過ぎ去り、物語のラストでは平和を取り戻した高野家。この最後には「高野家良かったよ~」「高野家が幸せなれてこちらも幸せ」「最後は高野家一家の笑顔が見れて、とっても良かった」「高野家が本当の家族になって行くのを見届けられて良かった」「高野家が幸せそうでなによりです。」と喜びの感想が上がっていた他、物語の途中から盗撮やいじめの発覚、そして弓子によって家族から引き離されそうになった和樹に対して「お兄ちゃん助かってくれて嬉しかったし、家族がもとどうりになってよかった~」「お兄ちゃん帰ってきてよかった~」「お兄ちゃん助かって良かったし、すごい感動した」と、安堵の声が多く見られた。

タワーマンションのヒエラルキー問題から、女性社会のドロドロした裏の姿、そして弓子による家庭崩壊の罠、子供が次々と連れ去られるハーメルン事件など、様々な要素で視聴者をハラハラドキドキと感動の渦に巻き込んだ同作品。ドラマの終了を惜しむ声も多く、しばらく“砂の塔ロス”に陥る視聴者も多そうだ。

写真:(c)TBS

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