峯岸みなみ、AKB48での役目を終えた“最後の1期生”が掴み取った未来
本来2020年の4月2日に行われる予定だった卒業コンサートが、コロナ禍による影響で、1年以上延期されてしまった峯岸。2020年の夏には、自身の状況について“めちゃくちゃ宙ぶらりん”と語りつつ、卒業発表から卒業までの間で禁酒をする予定で、本来なら120日程で終わるはずだったが、延期によって禁酒の日にちも伸びてしまったことも明かしていた。
峯岸は前線で活動し続けたアイドルでありながら、バラエティ番組での自身の扱いについて“坊主イジリしかされない時期があった”などの悩みも抱えていたという。テレビバラエティへの向き合い方についても、過去には求められるだけ期待に応えようとしていたが、年齢を重ねることで迷いが生まれてしまったと話すこともあった。
また、最近では同じくバラエティで強さを見せる、自身の後輩でもあるNMB48の渋谷凪咲の活躍に“敵わない”といった心境を漏らす場面もあった。しかしそれは、峯岸がバラエティに真摯に向き合っていたという証拠でもあるだろうし、“バラエティクイーン”とも呼ばれる指原莉乃に、自らアドバイスを求めることもあったという。
さらに、仕事に対する意識は、先ごろあった交際報道後にスタッフから「不幸そうなところが面白い」と残念がられたことや、自身の冠ラジオ番組『峯岸みなみのやっぱり今日も褒められたい』(TOKYO FM)でのゲストとの交流を通しても変化していったようで、同番組の最終回では「めちゃくちゃ仕事頑張るぞっていう宣言をね、ここでさせてもらって、これからも何も変わらず頑張りますので」と、今後に対する意気込みを見せていた。
その“頑張ります”の言葉の通り、卒業後にも単独で様々なバラエティ番組に登場し、さらに今秋からは2本のラジオ番組も決定するなど、新たな活躍の場を増やしている峯岸。16年間AKB48の看板を背負い、時にはその立場に苦悩することもあったであろう彼女は、“AKB48最後の1期生”としてグループの1つの歴史に区切りをつけ、そして次は、自らの新しい歴史を紡いでいく。1人の女性としても成長していく彼女のこれからの姿に、今後も注目していきたい。