香川照之『半沢直樹』土下座シーンの裏にあった“葛藤”「したくないんです」
2020.4.22 6:40
4月21日放送のTBSラジオ『伊集院光とらじおと』に、香川照之がゲスト出演。2013年の大ヒットドラマ『半沢直樹』において、自身が演じた“大和田常務”という役柄や、“土下座シーン”について語る場面があった。
香川は、自身が演じた“大和田常務”という役について「モデルの人がいたんですよ」と切り出し、「すごく良い人なんですけど、裏が真っ黒で、ものすごい手を使ったり、いろいろなことをしてるわけです」「“大和田さんってああいう人なんだろうなあ…”と思いながら」として、モデルの人物をイメージしながら演じたと説明。
その上で、“もしモデルの人物が大和田常務と似たような状況に追い込まれても、絶対に土下座しない”と思い至ったとして、撮影に臨む前に、ドラマの演出家に「僕の知ってるモデルの人は絶対(土下座)しない」「だから僕、土下座したくないんです」と伝えたことを明かした。
しかし、演出家から「それでも(土下座)してください」と言われた香川は「わかりました。じゃあ土下座しましょう」「ただ、どんだけ時間かかるかわかりませんよ」「現場ではものすごい時間かかると思いますけどいいですか?」と、土下座することを了承した上で念を押したという。
そして、同シーンの撮影は早朝4時頃から行われたとして「10回ぐらい通しでワンシーン全部やって土下座したんですけど、だんだん延びていっちゃって」「最後何分かわからないぐらい」「2分か3分ぐらいかかってるんですよ、土下座するって言ってから崩れ落ちるまでが」と振り返っていた。