賀来賢人、“同い年”岩田剛典との違いにヘコむ!?「岩田君の華やかさ…」

2019.12.17 21:09
賀来賢人、“同い年”岩田剛典との違いにヘコむ!?「岩田君の華やかさ…」サムネイル画像!
(c)E-TALENTBANK

映画「AI崩壊」の完成報告会見が17日、都内にて開催され、主演の大沢たかお、出演の岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)、賀来賢人広瀬アリス三浦友和、入江悠監督が登壇した。

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同作は、AIが全国民の個人情報、健康を管理する2030年の日本を舞台とするサスペンス。AIが突如、暴走を始め、日本中がパニックに陥る。大沢は、AIの開発者・桐生浩介役。岩田は警察庁のエースで若き天才理事官・桜庭誠を演じ、賀来は桐生の義理の弟で桐生が開発したAIを管理する企業の代表・西村悟役を担当。広瀬が警視庁捜査一課の刑事・奥瀬久未役を務め、三浦が所轄のベテラン刑事・合田京一役。2020年1月31日に全国公開。

岩田は、サイバー犯罪対策課を指揮するという役柄について、「年齢的なところも含めて、警察庁の理事官は結構、難しいのではないかなと思いました」と明かした。「監督から、クランクインする前に桜庭のプロフィールを渡して頂き、どういう経歴なのかを説明して頂いたら、とんでもない天才で。天才ってどんな感じなのだろうと思って、監督と色々ディスカッションをしながら役を作っていきました」と振り返った。「紺のスーツと眼鏡とビッシリ分けた七三分けに大分助けられた部分があったかなと思います(笑)」と言葉にした。

質疑応答では、「撮影で10年後の世界を体験して感じたことは?」との質問が飛ぶ一幕があった。岩田は「10年後はあっという間に来ると思うのですが、すでにスマートフォンをみんなが使う時代になって、基本的にデータベースみたいなものがあって、そこで個人情報が全部管理されている時代じゃないですか」といい、「10年後は本当にどうなっちゃうのだろうと思いますし、日本ではない他国だと、もう生活者の順位付けではないのですが、そういうことを行っている国があったりもします。そういう時代になってくると、そういうものによって受けられるサービスが変わってきたりなど、本当に他人事ではない、自分たちにとって大きな問題になってくるような気がしています」と語った。

また、岩田は賀来と年齢が一緒。賀来は「本当に、同じ歳でこうも違うのかとへこみました。岩田君の華やかさ……」とポツリ。岩田は「いや、いや」と謙遜していたが、「同世代として、一緒に映画を作れることはすごく嬉しです。共演シーンは実はそれほど多くはなかったのですが、その中でも、楽屋などで色々なお話ができて、すごくいい時間でした」と声を弾ませた。

完全オリジナル作品となる同作では、脚本も入江監督自身が執筆。入江監督は、「SF作品はハリウッドでも多いのですが、日本映画でやるからには“今、僕らが生きている社会”と地続きで、生活がどう変わっていくかというところにリアリティを持って観客の方がこの映画を見て頂けたら嬉しいなと思いました」と述懐。リアルな映像と臨場感を実現するため、全国各地でロケ地を探し、CGに頼らない撮影を行ったそう。大沢は、「走っているシーンの撮影で、最初3週間くらいずっと走っていました。スタントがやるのかと思っていたらスタントもいなくて、“全部、自分でやれ!”ということなので、やっていました(笑)」と告げ、「『AI崩壊』というタイトルなのでCGをいっぱい使ってくれるのだなと思ったのですが、まったく使ってくれず(笑)」と恨み言をこぼして会場を沸かせた。

イベントの最後、大沢は、「私事ですが、実は2年くらい休んでいて、去年、『もう1回現場に戻ろう』と、ようやく戻ってきました。その中で、“メーターを振り切っている一番挑戦している作品”だけをやって、自分の俳優人生を終わろうと決めて戻りました。そういう意味では、この作品は最初に企画をもらった時点から、(同作製作委員会の筆頭に名を連ねる)日本テレビさんは何を考えているのかなと(笑) こんなに難しい台本を、それほどのお金を掛けて勝負するというところに自分はロマンを感じ、自分の俳優生命を掛けてぶつからなければいけないと思って、参加した作品です」と同作に込めた思いを言葉にした。

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