ピース又吉直樹『人間』新聞連載時の苦労を語り「途中はホンマに後悔しました」
2019.10.10 17:45
番組では、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の主演を務める小栗旬と、太宰治ファンの又吉が対談する様子を放送。この中で、10月10日刊行の又吉の小説『人間』の話題になった。
又吉は、今回の新刊は新聞で連載していたものを1冊にまとめたとして「9ヶ月ぐらい連載したんですけど、始まる前に40日分ぐらいの原稿のストックがあって」「3ヶ月ぐらいでもうストックなくなりまして」と明かし、「途中はホンマに後悔しましたね」「こんな大変なん?って」とその苦労を語った。
また「普通はなんか、今日書いたとこがあって、翌日『あ、こっちの方がいいな』と思ったら、前日書いたところ直すじゃないですか」「新聞の場合、もう出しちゃってるから、直せないんで」と語り、「前のやつ(文章)を絶対信用して(話を)繋いでいくっていう」と説明。
これを受け、小栗が「この日ちょっと『すげぇやっちまったな』みたいな(事は)?」と問いかけると、又吉は「ありますよ」と答え、「何してんねん!みたいな」「どうすんねん!みたいなのもありますし」と続けた。
さらに「たまにシンクロして。登場人物と自分が」「『この先になにか面白いことがあるんかなぁ?』みたいな。『分からん。でもとりあえず行ってみようか』っていうセリフあるんですけど、ほぼその時の僕の心境」と語って、周囲の笑いを誘った。