【インタビュー】劇団EXILE・秋山真太郎「伝えたいことはいつも同じ」。「Tomorrow Never Dies~やってこない明日はない~」2月27日(金)開幕!

2015.2.16 19:09

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2月27日(金)から、東京・銀座 博品館劇場にて開幕する劇団EXILEの「Tomorrow Never Dies~やってこない明日はない~」。妻を亡くし、母親の介護のため1人息子と共に故郷の沼津に戻った元新聞記者が、息子の小学校の統廃合という問題に直面し、物語が展開していく。若者たちが理想と現実のらせん階段を駆け上がり、立ちはだかる社会の壁をどう乗り越えていくのか。悩み、もがき、ぶつかり合い、エネルギーだけで解決できない「社会」という大人の世界に立ち向かう感動の物語だ。

2015年に行われる劇団EXILE公演の1本目となる今作品は、静岡県・沼津市を舞台とした物語で、今までの劇団EXILE公演とはちがい音楽をふんだんに取り入れた作品。ハイクオリティーなミュージカルで定評のある「三ツ星キッチン」の上條恒を作・演出に迎え、エネルギーとパッションに溢れる作品に仕上がっている。

この作品で元新聞記者・増田洋輔役を演じる秋山真太郎に、舞台の開幕を前にして、役作り、稽古の様子、今作にかける思いなどを聞いた。

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——今回の作品はどのような作品ですか?
舞台は、静岡の沼津です。沼津の小学校で育った同級生が大人になって一度は地元を離れます。しかし、しばらくするとみんなそれぞれ悩みとかいろんなものを抱えながら沼津に帰ってくるのですが、その時にみんな一緒に通った小学校が統廃合されてしまうことになります。そして、今その小学校に通っている子供達が、学校がなくなる前に「ダンスをやりたい」と言い出すんです。ただ、子供たちがやりたいダンスはHIP HOPのダンス。一方、PTAやOBの方々は、沼津で盛んな“よさこい”をやって欲しいと言う。僕とその仲間は、子供達の思いを尊重してHIP HOPダンスを踊らせてあげたいと考えて、PTAやOBの方々に立ち向かっていくというお話です。

題名からするとちょっとハードボイルド感があるんですが(笑)、すごくハートウォーミングな話が進んでいきます。もう最初からいきなりイメージを裏切られ、でも、裏切られるけれども、最後までご覧になっていただくと「あ、なるほどな」と。「Tomorrow Never Dies~やってこない明日はない~」ってこういうことなんだって分かってもらえる作品になっていると思います。

——なるほど。題名のイメージとお話の印象は、最初は少し違うんですね。その中で、今回の秋山さんの役どころはどのようなものですか?
僕は、北海道の新聞社で働いていた新聞記者でしたが、ある日奥さんを亡くしてしまいます。更に母親が寝たきりになったため、介護の為に沼津に帰って来て、弟と8歳になった自分の息子と生活をしているというシングルファーザーの役です。同居している弟が、今回統廃合されてしまう小学校の先生をやっているんです。

——8歳のお子さんがいるシングルファーザーの役作りは大変だったと思うのですが、どのように進められましたか?
僕は結婚もしてないですし、当然子供もいませんが、同級生はもうほとんど子供がいるので、友達の家に行って何気なく遊んだりとか、友達の子と接したりして雰囲気を掴みました。特に、前から親友の息子を我が子のように可愛がっていて、いろいろ教えていきたいと勝手に思っていたので(笑)、その友達の子供によく会いに行ったりしましたね。

——今回は、劇団EXILEとして初挑戦の事が多いということで、楽しみにしていらっしゃるファンの方も多いかと思うのですが、普段の舞台と違いを感じられたところはありますか?
この作品は音楽の要素がたくさん入った舞台です。「ミュージカル」や「音楽劇」ではない“劇団EXILE”らしさを出せるような舞台にしたいと思って僕たちはやっています。違いは確かにありますけど、基本的にやっていることはお客様にメッセージを伝えるということなので、基本的な姿勢はほとんど変わってないですね。伝えたいことは何なのかっていうのを常に考えていますし、一番大事にしていることです。

——演出の形や方法は変わっても、伝えたいことは変わらない、ということですね?
はい。全く変わりません。

——今は稽古の真っ最中だと思うのですが、その様子を少し教えていただけますか?
今回の作品の要である、脚本・演出・出演もされる三ツ星キッチンの上條さんがすごく優しい方なんです。稽古の最初に「シアターゲーム」という楽しみながら演技の技能を伸ばしていくというゲームをして、和気あいあいとした雰囲気の中、稽古に入っていきます。そして、今回の作品には子供が10人以上出演するんです。最初は小さい子たちが多くて稽古が大変なんだろうなと思っていたんですが、そんなことは全然なくて、みんなスーパーキッズなんです。踊れるし、初めてのお芝居なのに舞台の上で動けるし、礼儀も正しくて、その上とても可愛い(笑)。子供から元気をもらっていますね。

——和気あいあいとした稽古場ですね!子供役の方は何人くらい出演されるんですか?
14名です。僕の息子役はダブルキャストになるので、それぞれ少し違った感じの親子像を築けるといいなぁと思っています。

DSC_0178——作品にかける意気込みを教えてください。
全員が主役の舞台だと思っています。僕はそれを成すひとつのキャラクター、要素でしかありません。この舞台を通してメッセージを伝えたいという思いが強いです。

劇団EXLIEとしては、新たな演出方法だったりとか、試行錯誤しながら作ってる部分もありますが、絶対楽しんでいただける作品だと思います。2回、3回と観ていただきたいし、こういうスタイルでも公演が出来るんだっていうことを皆さんにお見せしたいなぁと思います。エンターテインメント性がとても高くなっているので、これまで何度も劇団EXLIEを見たよって方も、初めての方も、自信を持って確実に楽しんでいただける舞台だと思います。

——そこは自信を持ってお勧めできる、ということですね。それでは、最後にファンの方に一言お願いします。
昨年は、小劇場シリーズと題しまして、3作品をやってきてたくさんの人に観ていただきました。今年はこれが一発目ですし、なにより僕たち劇団員も1人新メンバーが加わりました。これからもお客さんにとにかく楽しんでいただきたいっていう思いがどんどん強くなっているので、そのメッセージを受け取りに劇場に足を運んでくださったらと思います。

【作品情報】
「Tomorrow Never Dies ~やってこない明日はない~」
2015年2月27日(金)~3月8日(日)
銀座 博品館劇場
チケット料金:5,800円(前売・当日共/全席指定/税込)

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