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占星術師でメタル・シンガー、H.E.L Kaiser率いるDraculeaが示した新しいライヴ・エンタテインメントの形

2018.3.30 14:12
占星術師でメタル・シンガー、H.E.L Kaiser率いるDraculeaが示した新しいライヴ・エンタテインメントの形サムネイル画像
Photo:Norio Kajiki

LIVE開催前から音楽メディアでその存在を賑わせたDraculea(ドラクレア)。占星術師や魔術師をテーマにした曲やアルバムを作るアーティストは多いが、自身が占星術師であり魔術に造詣が深いH.E.L Kaiser Dracul率いるDraculea(ドラクレア)が、シンフォニック・へヴィメタルでその世界を表現するステージとは一体いかなるものか。そんな未知との出会いをついに体感できるLIVEが先日、東京で開催された。

12星座をコンセプトに4部作で制作された最新作「Abyss of Zodiac」を再現する「ラグナロク」と題されたコンセプチュアル・ライブは、まるでロックのミュージカルを見ているがごとくの世界観にグイグイと引き込まれ、この力こそが音楽が解き放つエネルギーなのだと体感する瞬間を存分に感じられる時間となっていた。

ステージに圧倒的な存在感をもってH.E.L Kaiser<vo>が降り立つや、重く響き渡るヴォーカルが印象的な迫力のシンフォニック・メタル・サウンドが場内を轟かせた。

従来のステージとは大きく異なるのは、その演出とも言えるエンタテインメントな仕掛け作りにあった。このライブの為にDraculeaのサイトでは最新作「Abyss of Zodiac」の4部作に連動した、火・地・風・水の4つの竜のシジル(古代より儀式に使われてきた印形のこと)の画像が期間限定で配信されており、スマホでダウンロードした画像をステージに向けて掲げているのだが、赤・黄・水・青と彩り鮮やかなシジルが暗闇の中で揺れながら光り輝くさまは、アナログなアイテムとデジタルなデバイスとが、シンフォニック・メタルのライブで融合してくという、美しくも不思議な光景。

まさにソーシャル・デジタル時代だからこそなし得る、現代のマジックをアーティストとオーディエンスとの双方向で繰り広げる新しいライヴ・エンタテインメントの形とも言えるのではないだろうか。

駆け抜けるようなステージは、壮大な抒情詩を一気に読んだような、ドラマティックで濃密であり、「ラグナロク」の夜は、人々の記憶に刻まれ終焉を迎えた。

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