ディーン・フジオカ、多彩な楽曲と表現で魅了した「 “History In The Making”」国際フォーラム初日公演を大団円で終える

2017.7.14 20:00

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HIRO KIMURA

DEAN FUJIOKAが7月12日(水)に、東京国際フォーラム ホールAでワンマンライブ『DEAN FUJIOKA Live 2017 “History In The Making”』をおこなった。

今月5日にリリースされた初の全国流通盤1st.EP「Permanent Vacation / Unchained Melody」を引っさげ、12日・13日の東京公演を皮切りに、15日、16日には生まれ故郷である福島・須賀川市文化センター、27日、28日に大阪・オリックス劇場の全3カ所6公演をおこなう。この日は未発表の新曲も初披露され、DEANはギターからシンセなど様々な楽器を使用し、多彩な才能を見せた。

照明がゆっくりと暗転。壮大な光と音の演出によってオーディエンスの高揚感を煽っていく。SEが鳴り終わるとエレキギターを肩にかけDEAN FUJIOKAがステージに登場した。大歓声のなか、ソリッドなリズムギターやハードなギターリフを奏で、そこに伸びやかな歌声を乗せるDEAN。ライブはロック、EDMナンバーと幅広いジャンルで展開していく。

一転してジャジーに聴かせる楽曲ではステッキにマイクを装着し、自由にステージを動きながらのパフォーマンス。3拍子の優雅なリズムから、アップテンポなビバップスタイルに流れ込み、一筋縄ではいかない展開で楽しませる。DEANは「ツアーが始まるのが待ち遠しかった。このライブを過去最高の特別な場にできるように、皆さんと一緒に作っていけたら」とこのライブを心から楽しみにしていたことを語った。

このライブで1st. EP収録の最新曲を初披露した。「Permanent Vacation」では、重厚なミディアムEDMサウンドをバックに、凛としたDEANの歌声が心地よいエネルギーを放つ。エンディングでは、アグレッシブなバンドサウンドに、DEANもシンセサイザーを演奏。オシレーターノブを操り、激しいリードサウンドを発信していく。真剣な眼差しでシンセをコントロールするDEANの姿がスクリーンに映し出され、繰り出されたサウンドの渦は会場の世界観を一変させた。

それとは対照的な楽曲である「Unchained Melody」では、ハンドマイクで感情を歌に注ぎ込んでいくDEAN。星の瞬くような幻想的な空間の中、ラップでメッセージを乗せたりと多彩な表現方法で、オーディエンスへ届けていく。

ライブでも特に一体感を打ち出していたのが「History Maker」だ。「一緒にハーモニーを作っていけたら…」と投げかけ、英詞ナンバーを壮大なスケール感で届けた。印象的なコーラスパートを訪れた5,000人とともにシンガロング。その美しい歌声にDEANも満面の笑みを浮かべた。

また、MCではバンドメンバーとのクロストークや、母親がピアノの先生だったこともあり、音楽に囲まれて育ったという自身のルーツの話題などで盛り上がり、DEAN FUJIOKAの音楽への思いが強く感じ取れる瞬間を垣間見た。

1st. EP収録曲で印象的だったのは、台湾在中時に制作された中国語歌詞による「午夜天使的翅膀(Midnight Messenger Mandarin ver.)」。日本語、英語、中国語とマルチリンガルのDEANならではの楽曲で、オーディエンスを扇情していった。

「ライブが出来るのも、皆さんの応援のおかげで成り立っています。曲を作るだけではライブは出来ない。僕らが音を出して皆さんの耳や体で響いて完成です」と感謝を述べ、そして、日本でミュージシャン活動を本格的に始めるきっかけとなった曲「My Dimension」では、DEANによる力強いアコースティックギターのストロークと、密度の濃いエネルギッシュな歌声がオーディエンスの心を捉えていた。

大歓声が響き渡るなか、初日公演は大団円を迎えた。オーディエンスに感謝を伝えDEANも名残惜しむようにステージを後にした。

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