生田斗真&桐谷健太、ベルリン国際映画祭でダブル受賞した主演映画の初日舞台挨拶に登場。母子関係についても明かす。

2017.2.27 18:50

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荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太

『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)などで日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真や桐谷健太、ミムラ、小池栄子、門脇麦、りりィ、田中美佐子ら豪華キャストの共演が話題の『彼らが本気で編むときは、』。

遂に公開初日を迎え、主演の生田斗真を始め、桐谷健太、柿原りんか、荻上直子監督が舞台挨拶に登壇した。盛大な拍手に包まれる中登壇すると、まずは主演の生田が「本日はお越しくださりありがとうございます。世の中ではプレミアムフライデーなんて言って盛り上がっていますが(笑)、皆さんにとって今日が『プレミアムサタデー』になっていただければと思います」と笑いを交えながら挨拶すると、「本日はありがとうございます!今日はたくさん話しますので(笑)最後までよろしくお願いいたします」(桐谷)、「今日を楽しみにしていたので、こんなにたくさんの人に来てもらえて嬉しいです」(柿原)、「公開のこの日を迎えられて嬉しいです。今日はよろしくお願いいたします」(監督)とそれぞれ初日を迎えた喜びを語った。

先日行われた世界三大映画祭である『第67回ベルリン国際映画祭』にて、LGBT(セクシュアル・マイノリティの人たち)をテーマにした全37作品の中で、優れた作品に与えられる“テディ審査員特別賞”と、ドイツの観客の投票により決まる“観客賞(2nd place)”をダブル受賞し、日本でも大きな話題となった本作。登壇した4名がベルリン国際映画祭へ行ったことに話が及ぶと、生田は「ベルリン映画祭に行かせていただいて、たくさんの人にこの映画が届いてくれたと手ごたえが感じられました。会場の外でも知らないおじさんに『君の映画すごくよかったよ』と声をかけられたりして、頑張ってよかったなと感じました」としみじみ語った。対する桐谷も「僕はこれが初めての海外の映画祭への参加でした。上映後、スタンディングオベーションが長い時間続いて、嬉しさがしみじみとこみあげてきましたね」と、喜びを語った。続く柿原も「初めての海外が『ベルリン国際映画祭』で良かったです!」とコメント。監督は「ネコのキャラ弁のシーンとか、(日本の観客は笑わない)思いがけないところで笑ってもらえて驚きました」と現地でのエピソードを明かした。

さらに本作が様々な“母親”や“母子関係”が登場することもあり、本作に関わる中で、自身の母親について考えることがあるか問われると、生田は「僕が演じたリンコが、トモのためにたくさんごちそうを振舞うシーンがあるのですが、そのシーンを撮っているときは特に母親のこと思い出しましたね。実家のときは母親がご飯を作ってくれることなんて当たり前のように感じていたけれど、きっと自分の母親も『今日こういうもの食べさせてあげよう』とか愛情を持って色々考えてくれていたんだなと。そう思ったら、『ありがとう』と言わなきゃなと思いました。母親は偉大ですね」とコメント。さらに桐谷も「以前、仕事でベネズエラに行ったときに母親のことを思い出しました。毎回母親が、僕が海外に行くときは御守りを渡してくれるんですね。それを僕はバッグにつけて行くんです。(ベネズエラにいるある日)雷や雨がものすごくて、怖いと感じるときがあったんですが、ひとりテントの中にいるとき、母親から貰った御守りの鈴が“チリン”と鳴ったとき、見守ってくれてるんだな、という感覚があって。離れてても繋がってるなと思いました。ホントに感謝してます」とそれぞれ母親についてのエピソードを語った。続く柿原は「撮影現場ではリンコさんやヒロミさん(ミムラ演じるトモの母親の役名)がお母さんだと思って、(撮影現場に来ている)自分のお母さんと話さないようにしました」と撮影中のエピソードを披露する場面も。一方、監督は「2012年に双子を出産して。来月で5歳になるんですが、子供を産んだことがこの映画にすごく影響していると思います」と改めて語った。

最後に一人ずつコメントを求められると、「今日映画を観て面白いと感じてくれた方は、ぜひ、二度三度、四度五度と、何回も観ていただけたら嬉しいです」(監督)、「また観る機会があれば細かいところにも注目して観てほしいです!」(柿原)、「三人(リンコ、マキオ、トモ)で食卓を囲むシーンは何度も撮り直しているので、実はあのシーン、から揚げ20個くらい食べているんです。『20個目なのにこんなおいしく食べているんだ!』っていう目で観ても面白いと思うので(笑)、色々注目して観てもらえたら嬉しいです」(桐谷)と、それぞれコメント。そして生田が「本当に良い作品になったと自負しております。僕らが本当に一生懸命努力して汗水垂らして作った作品が、ベルリン国際映画祭で評価されたことが本当に嬉しいです。頑張ったら思いが伝わるんだなと思いましたし、もし、これからやりたいことがあるけれど悩んでる人は、『一歩思い切って踏み出してみるのもいいんじゃないかな』と、今ふと思いました。いつまでもこの作品を愛して貰えたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」と語ると、会場中から熱い拍手が巻き起こった。

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