高畑充希、蒼井優のアドバイスで「とと姉ちゃん」から一転「キャバ嬢」役を「納得して振り切って演じることができた」

2016.11.11 17:25

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映画『アズミ・ハルコは行方不明』の12月3日(土)の公開に先駆けて、主演の蒼井優をはじめ映画フルキャストが勢揃いするプレミア試写会イベントが、11月10日に東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて実施された。

この日は、会場から大きな拍手と歓声が沸き起こる中、蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、加瀬亮、花影香音、松居大悟監督が登場すると、まず松居監督から「色々な熱い人たちの気持ちを集めてできた作品である」と、本作にかける意気込みを述べてのイベントスタートとなった。

個性的でとても勢いのある役者たちをキャスティングした経緯について、松居監督は「この映画自体良い意味で上手にまとめたくない。一秒先が読めない作品にしたいと思ったときに、ずっと見ていてワクワクするような人たちが良いと思い、一緒に何かしたいと思える人たちに声を掛け集めました」と、アズミチームは監督を筆頭に同じ方向を見ている“仲間”の集まりであることを披露した。

単独主演8年ぶりとなる蒼井が今回演じたのは、行方不明になる役。オファーを受けた時のことを「行方不明なのに主演。その設定にワクワクしながら台本を読んだ。監督とプロデューサーと私が3人同じ歳で、お話を頂いた時の期待値はかなり高かった。どういう風に仕上がるのか想像ができない台本で、30歳という節目を迎えた3人だったら、挑戦してもいいのでは!まだまだ守りに入る年齢ではない!」と、当時を振り返った。

続いて前作の「とと姉ちゃん」とは打って変わり、ハルコの顔をグラフティ・アートにして街中に拡散する若者キルロイの紅一点・キャバ嬢のアイナを演じた高畑は、「はじめは自分の役が何一つ分からず、監督に『分からない』と言ったら、監督も『俺も分からない』と返ってきてまるであてにならなかった。優ちゃんに相談したら『アイナ自身も自分のことを分かっていないから、分からないままでいいんじゃない?』と言ってもらったので、すごく納得して振り切って演じることができた」と模索しながらも常に全力疾走で撮影に臨んだ経緯を明かした。

キルロイのメンバーでアイナが思いを寄せる同級生ユキオ役の太賀は、若い20代メンバーが揃った撮影時のことを振返り、「かなりパワフルに美術の備品をぶっ壊していた」と20代らしくエネルギッシュで勢いがあったことをアピール。同じくキルロイのメンバーでアイナとユキオの同級生マナブ役の葉山は、劇中で女子高生からボコられるという衝撃的なシーンがあり、「本当に殴られてるんです…パンチがスパンと顔面に入っています」と身体を張った演技に注目してほしいと見どころを語った。

そんな葉山にパンチを食らわした女子高生ギャング団のリーダー役の花影さんは、「その日に母親とケンカしてそのむしゃくしゃも含まって…」と弁解するも、勢いのある若いチームだから成し得た演技の数々に監督も大絶賛。また、ハルコが住む町の交番のお巡りさんを演じた加瀬は「松居監督は今までダメな男を応援する側で映画を作ってきたが今回はその真逆で、そこに監督の挑戦と興味を覚えた。徹夜明けは特にテンションが高くエネルギッシュな現場だった」と撮影の雰囲気を明かした。

ハルコの同級生役を演じた石崎は、本作が映画初出演。「(台本の)読み合わせの時に緊張したが、緊張しながらも優ちゃんの顔を見て話そうとしたら優ちゃんの歯に海苔が挟まってて、それで緊張が一気に解けた」と微笑ましいエピソードを暴露すると、蒼井からは石崎について「台詞に「あああああ」とあれば役者だと“絶叫”ってすぐに分かるのですが、石崎さんは『あ、あ、あ、あ』と言っていて、その場にいた全員の目が点になった」と返し、会場は大きな笑いに包まれた。

また、劇中の“行方不明”になぞらえて、蒼井は「女性って26~28歳くらいのときに第二思春期がくる」と自身の経験を話し、実は「消えちゃいたい(なかったことにしたい)願望」を持っていてハルコやアイナに共感できる女性が多いことについて言及した。

本作は女子高生、ハタチ、アラサーと3世代の女性の生きざまが描かれた最強のガールズムービー。最後にハタチ代表として高畑から「1シーン1シーンが見逃せない。何とも言えないパワーを感じて世界が明るくなる作品」、アラサー代表の蒼井から「観終わった後は、男性はヤケ酒を、女性は楽しいお酒を飲めるような、女祭りみたいな映画」と本作の魅力を観客に呼びかけた。

写真:(c)2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会

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