米津玄師からnowiseeまで、注目のアニメーションMV作品8選【コラム】

2017.7.7 16:50

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近年アニメーションをミュージックビデオ(MV)に取り入れるアーティストが目立ってきた。かつてアニメーションはミュージシャンとはかなり遠いものだったが、現在では世界観を広げていくための大切な要素のひとつとして認識されだしているようだ。今回このコラムではそんな数あるアニメーションMVの中から特におすすめのものをピックアップ! ぜひチェックしてみよう。

・麻枝 准×熊木杏里「Bus Stop」

まず最初に紹介するのがこちら。「Angel Beats!」や「CLANNAD」などで知られる、脚本家で音楽プロデューサーの麻枝 准が熊木杏里とタッグを組み制作した楽曲。映像はニコニコ動画から生まれたユニット・REOLのお菊が担当していて、感動的なメロディーラインをさらに切ないものにしてる。涙なしには見られないだろう。

・米津玄師 「アイネクライネ」

この夏、アニメ映画化される岩井俊二監督原作「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌をDAOKOと共に担当することが決まり、今一番勢いに乗るアーティスト・米津玄師の出世作ともいえる本作。米津玄師自身により描かれた繊細で緻密なアニメーションはどこか僕らを暖かくて優しい気持ちにさせてくれる。

・ORESAMA「オオカミハート」

ボーカルのPONとトラックメイカーの小島英也からなる2人組ユニット・ORESAMA。80s’Disco、エレクトロ、ファンクミュージックをベースとした楽曲はとびきりポップでキャッチー! イラストレーター・うとまるのイラストがフィーチャーされたカラフルな映像も世界観にぴったりだ。

・livetune adding Fukase(from SEKAI NO OWARI)「Take Your Way」

livetuneとSEKAI NO OWARIのFUKASEによるコラボレーション楽曲「Take Your Way」。livetuneらしいオートチューンがビビッドにかかったFUKASEの声はおそらくここでしか聴けないはず。アニメーションのぬるぬる動き具合もものすごく、かなりの制作時間がかけられたことが想像できる。

・“酸欠少女”さユり「アノニマス」

デジタル世界と生身の世界の境界線からの叫びを歌った希望と決意のミディアムロック「アノニマス」。今までに筆者があげたきたものとは異なり、「アノニマス」は2次元(アニメーション)と3次元(実写)が交錯する映像となっている。その見事な調和にはただただ驚かされる。

・amazarashi「ラブソング」

アニメーションMVをここまで浸透させたのはきっとamazarashiの力が大きいはず。ボーカリスト・秋田ひろむがつくる歌詞の一言一言が映像と組み合わさり、ものすごい「力」を生んでいるのではないだろうか。

・DAOKO「さみしいかみさま」

ラップシンガー・DAOKOのキュートで切ない側面が前面に飛び出た「さみしいかみさま」。MVはラブリーでドリーミーな世界観となっており、ぐっと惹きこまれてしまう女性ファンも多そうだ。ちなみにこの楽曲のトラックをつくっているのは少し前に紹介したORESAMAの小島英也だ。

・nowisee「バイブレーション」

そして最後に紹介するのが謎のユニット・nowisee。音と映像と物語で織り成すクロスコンテンツプロジェクトとして活動をスタートさせたグループだ。

メンバーは、Strange Octave(Vocal)、Minimum Root(Guitar)、Add Fat(Guitar)、Turtle 7th(Piano)、Chotto Unison(Bass)、残酷 tone(Artwork)の6人組。女性ヴォーカルと男性メンバー5人という情報は公開されているが、その他メンバーのプロフィールはほぼ明かされておらず、ミステリアスな空気に包まれている。

これまで24ヶ月連続で毎月8日に新曲をYouTubeに投稿し続けており、今月2017年7月8日には最後の作品「ALIVE」の公開が控えている状態だ。どの作品も楽曲・映像ともにクオリティは抜群。キャッチーな楽曲と、煌びやかな映像美に心を奪われてしまうはず。「バイブレーション」は彼女たちの記念すべき最初の楽曲であり、代表曲。

さて、そんなnowiseeだが、8月30日に2ndフルアルバム「reALIVE」をリリースすることが既にオフィシャルで発表されている。

TwitterにボーカルのOctaveからこんな一言が投稿されていたのでご紹介しよう。「2年、本当にあっと言う間で、生きる意味なんて壮大なテーマを掲げてはみたものの、まだまだ何も成せてなくて、どこにも到達できてないような。1ヶ月切って思うのは、とにかく考えるのをやめないことかなと。やれることなんて限られてるから、気付こうとしなければ気付けない」。

元から2年の期限付きでの活動を宣言していた通り解散してしまうのか、可能性は少ないがはたまた別の形として展開することもありえるのか…まだ定かではないが、きっとどこか終着点に到達することはないのかもしれない。

彼らの世界観はどこまでも広がり続けて「拡散」していく。nowiseeが掲げてきたテーマ「生きる意味」を考えながら、これからも聴き続け、体感し続けていきたいと思う。ぜひこのアルバム「reALIVE」を手にとって欲しい。


いかがだっただろうか?今回あげた8作品の中でも筆者が特におすすめしたいのは、米津玄師とamazarashi、そしてnowisee。特にamazarashiとnowiseeに関しては、どちらもほぼすべての作品がアニメーションMVでできており、世界観のつくり込み具合が半端ではない。センスフルな楽曲、強く物語を喚起させる歌詞、流麗なアニメーション…一度再生してみれば強く惹きこまれてしまうことは間違いないだろう。