有島役で人気急上昇中の俳優・鈴木伸之が『あなそれ』と自身を語る! 「本当『クズだな』って声、多いですね(笑)」【インタビュー】(2/5)

2017.6.13 17:17

有島役で人気急上昇中の俳優・鈴木伸之が『あなそれ』と自身を語る! 「本当『クズだな』って声、多いですね(笑)」【インタビュー】サムネイル画像

―同性から見てもそう思うんですね(笑)。鈴木さんにとって有島は、初の既婚者、初の父親役、そして初の不倫役、という割とチャレンジな役柄だったと思いますが、演じてみてどうですか?

初づくしなんです。撮影する前に監督とお話をしたんですけど、「ただの嫌な奴じゃなくて、どっかで許せちゃう、愛嬌があって憎めないやつっていう部分は残したい。お芝居の中でもそこは大事にしよう」ってことになって。なので、そこは常に考えて表現するようにしてます。麗華といるときは良い父親であり良い旦那でいようと心がけていますし、美都といるときは恋愛中の、少年みたいな部分を持った男性を意識して演じています。それが有島の“線引きのなさ”みたいなところにも通じるんですけど。本当に悪びれたところがないんですよ、彼は。後ろめたさもない。麗華に詰められたことや涼太がやって来ちゃったことに対して、ようやく「これはやばいぞ」って感じて焦る、そういった有島の心情をどうリアルに演じるかっていうのが肝ですね。

―有島ってある意味、すごくピュアな人物ですよね。

浮気さえしなければすごくいい男だと思うんです。愛妻家だし、子供が大好きで大事にしてるし、仕事もある程度真面目にやってて後輩にも慕われているし。だからこそだらしない部分が本当に残念というか……、でもいません? こういう男性って(笑)。多分いっぱいると思うんですよ。美都みたいな女性もきっといるんですよね。「理解できない」とか「最低」なんて言われてますけど、きっと同じように流されてしまう女性もいるんじゃないかな。

―確かにいっぱいいそう(笑)。

「自分もそういう風だと思われたくない」って意識で美都を肯定しないって心理も、もしかしたらあるのかもしれません。世の中には、一度恋愛に走ったら周りが見えなくなってしまう男も女もいっぱいいて、それに翻弄されてしまう人たちがいる。だからこそリアルで面白いんだと思います、このドラマは。

―まさにそこが『あなそれ』の魅力ですよね! 登場人物としてどっぷりドラマの世界に浸かっている鈴木さんも、そういう風に感じるんですね。

そうですね。本当に皆一筋縄ではいかない部分が多くて。有島に関してもそう。「なんだよ有島、また許して(美都と)戻っちゃうのかよ」ってツッコミたくなるような部分多いけど、共感できる部分も正直あります。恋愛って数学的に割り切れるものじゃないよなって。たまに台本見てて笑っちゃう時もあるんです。「なんで敢えてそっち選択しちゃうんだよ」とか、「あんだけ麗華に詰められてるのに、まだ迷ってんのかよ」とか、ツッコミどころ満載(笑)。でも同時に、「まあ、そういう時もあるよな」って納得してしまう部分もあって。そういった人間らしい部分は大事にして演じたいですね。

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有島のことは「好きじゃない」と語るも「ただの嫌な奴じゃなくて、どっかで許せちゃう、愛嬌があって憎めないやつっていう部分は残したい。」とも話す。

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